会社員が副業を行う前にチェックしておきたい就労規則について

会社員で収入に満足できない人や安定した収入を確保しつつ転職を希望する人には、副業を始めることをおすすめします。

しかし会社員は全員が自由に副業できるわけではなく、就労規則をチェックすることが重要です。本業とは別に仕事を始めて問題ないか、きちんとチェックしておいてください。

就労規則とは働く際の賃金や時間などの労働条件について、事業場ごとに定められたルールのことです。会社が労働者を常時10人以上雇用している場合、就業規則を作成して届出を行うことが義務となります。

副業に関しても規定されている場合もあり、従業員の副業を禁止している会社もあります。禁止となる理由は様々ですが、たとえば本業である会社員の仕事に悪影響が出ることを避けるためです。

副業の内容によっては疲労感が溜まり、本業のパフォーマンスが低下するかもしれません。会社員の仕事に対する効率やモチベーションが下がれば、会社にとってはマイナスとなります。

そのため副業が禁止となる場合もあるため、注意してください。就職や転職で新しい会社に勤める場合、就労規則の内容を必ずチェックするのです。副業をしても問題がないとわかれば、安心して会社勤めができるでしょう。

そもそも法律では会社員が副業をすることは禁止されておらず、職業選択の自由があります。仮に就労規則で副業が禁止されたとしても法的な拘束力はないため、会社員が副業を行うことは良いのです。

ただし就労規則を破ってしまうと、会社から何かしらのペナルティがあるおそれもあります。必ずしも解雇や停職となるわけではないのですが、トラブルを回避するためには注意した方が良いです。

最近では働き方改革の影響もあり、今まで副業を禁止していた会社が解禁するという場合もあります。副業ではなく複数の本業を持ち、1つの収入源に依存しないパラレルワークという考え方もあります。

会社の経営者にもこうした世の中の流れをキャッチし、副業を否定することに否定的な考えを持つ人もいるのです。昔の時代と比較して、副業に対するイメージがポジティブになっているのかもしれません。

ただすべての会社が解禁しているわけではないため、上記した通り就労規則の内容をチェックした上で始めてください。

あくまでも本業が会社員であれば勤め先の会社にある就労規則を無視せずに、副業が問題ないことをチェックするのです。禁止されている場合、会社と交渉すると解禁となる可能性もあるかもしれません。

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